ご近所に親切で迷惑な人がいる。料理が食べきれないので、食べるのを手伝ってほしい取りに来て。とおっしゃる。
いつもお会いすると、訳の分からない理解不能な話を延々と聞かされる、私が言ったことは何も理解する気がない。とにかく話が終わらない。話を切らせてくれない。
最近ようやく、すこうしだけ、私が困っていることは感じておられるような気がしてきたけど。
ご本人は、私がこれほど怖がっていることを知らない。
きっと、ご近所ではその手の人で有名なんだろう。
もちろん悪人ではない。
人に恐れられている所は、私と似ている。
でも、違う所は、なぜ、人に恐れられているのか、どこが迷惑になるのかを私は自覚している。
なぜ自覚しているかというと、教えてくれる人が山ほどいるから。
最初はもちろん家族。
家族にはあきれられ、怒られ、諦められ、放題。
どんなに迷惑をかけないよう努力してもダメだった。これは生まれつき、治らない。
だから極力会わないようにしている。
家族以外の人にも、必要以上に会わないようにしている。よけいなことも言わないようにしている。
時々「あなたは、用事のあるときしか話にこないね」と言われたことがある。
その人は私から迷惑をかけられたことがないから、わからないだけ。
そっけない人。とか、愛想がない。とか言われても気にしないことにした。
だって、私がそっけなくないようにしようとしたり、愛想よくしようとしたりしたら「恐ろしい大迷惑が始まる」
これは、私にとって人にイヤな思いをさせない大切なマナーなのです。
分かる人にだけわかったらいい。