皆さん!元気ですか!
昨日久しぶりにお会いした知人と宗教の話をしました。
その方は無宗教とのこと。
結婚した時お相手のご家族の宗教に入るよう言われたそうですが、その方は断ったそうです。今でも、自分と息子は入信していないとのこと。
私も母の宗教狂いでは困りました。
とにかく短絡的になんでも宗教の教義で決めつける、押し付ける。
でも母ですから、一応あからさまな反対はしませんでしたけど・・・。
昔のカトリックは信者以外の人のことを「未信者」っていっていました。
すごいですね。
世の中全員カトリックに入信するべきで、入信しない人は「まだ入信していない人」って位置づけだったんです。
さすがに、カルトっぽすぎて、今はこんなこと言わなくなりましたが・・・。
母は結婚するときも、相手の男性に洗礼を受けてくれなくては、あなたとは結婚できないといって洗礼を受けさせていました。
でも、洗礼受けたからってどうってことはなかったんですがね。
一応洗礼を受けるためには半年ほど教会にかよって教義を勉強しなくてはならないのです。
でも最後はきれいにお別れしました。
そのせいか、母の宗教への態度も違ってきました。
なによりびっくりしたのは、他宗教のことをボロカスに言わなくなりました。
人に対するリスペクトって、相手が大切にしているものに敬意を払うことですので、そういう常識が身についてきたのはいいことでしょう。
信教の自由って信じない自由も含まれていると私は思っています。
奈良県の志賀直哉の家(志賀直哉が自分で設計した家)を見学に行ったとき、奥さんの部屋に神仏を祭るちょっとした棚をしつらえたのは直哉です。
自分は無宗教だけど、奥さんがなにか信仰したいときはそこを使えるように・・・。
すごい配慮ですね。
志賀直哉の人柄を感じました。
「信教の自由」のおかげで「信じる人」も「信じない人」もどちらも大切にされ、仲良く暮らせますように。