100分で名著、萩尾先生を取り上げていた
懐かしい、マンガをよまなくなって久しい・・・
花の(昭和)24年組の先生方は好きな方が多い
特に萩尾先生は優れている
萩尾作品を徹底解説されていて、萩尾先生本人へのインタヴューもあり、充実していた
確かになぜ、萩尾先生の作品はこんなにも心揺さぶられるのか・・・
萩尾先生が感じたちょっとした違和感、人との違い、社会との距離をSFでたとえ話にしているという説に納得。
言葉にしづらい、表現が難しい、思いや感情をたとえ話と美しい絵で表現している
ご本人は、私は自由に妄想したかった。とおっしゃる
妄想を芸術作品に昇華しているところがすごい
萩尾先生が、日本共産党綱領をSFで描いたらすごいだろうなぁ
誰も見たことない、経験したことない半分資本主義で半分社会主義
私有財産も認められてるし、多政党制だし、議会もあるし、政権交代もある、そんなに簡単に資本主義を脱却していない
もちろん、今と違い、政治家は憲法も法律も守り、ウソもつかない本気の政治
ただし、CEOの報酬と働く人の給料には、今ほどひどい格差がないように制限されている。不労所得にもある程度の制限があり、働くことの価値が高い
働く時間が短く、多くの人が働くこと以外の生きがいを持っている
教育や、医療が無料、もしくは安く設定されていて、その分消費に充てられる
もしかしたら、今の日本より、商店の売り上げは多くなるかもしれない
もちろん、年をとったら暮らせる年金があり、ケガや病気、障害などで働けない場合も生活は保障されている、もちろん、そういう方が自分らしく働くこともできる
働くことが、自分の能力を社会に生かすことという意味になる
お金の為に働くことがない社会
どんな寓話になるのだろうか