坂本龍一さんと平野さんの会話の最後にあった教授の言葉を聞いて
イマジンを思い出しました。こういうやり取りです。
「そもそも、教授にとって、国ってどう見えてるんですか?」
「国家って、貨幣と同じように幻想ですから」
「それって国家というものを信頼していないということ?」
「いやいや、国家を信頼している人も、そうでない人も、国家とは数字や貨幣などと同じ、人間の頭だけが作り出した幻想です。実際はもともと民の生活があって、そこに俺たちが統治してやると主張する人たちが現れた、という順番だよね。人類の歴史のなかで、国家が現れてくるのは、ずいぶん後になってですもん。」
「国家って、貨幣と同じように幻想ですから」
「それって国家というものを信頼していないということ?」
「いやいや、国家を信頼している人も、そうでない人も、国家とは数字や貨幣などと同じ、人間の頭だけが作り出した幻想です。実際はもともと民の生活があって、そこに俺たちが統治してやると主張する人たちが現れた、という順番だよね。人類の歴史のなかで、国家が現れてくるのは、ずいぶん後になってですもん。」
私はこの言葉を読んだ瞬間ジョンのイマジンが頭をよぎりました。
そうかイマジンはこういう意味のことばだったか・・・ジョンが殺されるわけだ・・。と。
イマジンは、共産制社会のことかもしくはそれ以降の社会をうたっていると思います。
旧ソ連は、「共産制社会を目指したものの失敗した国」です。
中国は途上です。
北朝鮮は先祖がえりしています。
「社会発展史」という学問では、社会は段階的に発展する。まるで、幼い子供が大人に成長するように社会も発展すると考えます。以下のように発展すると考えられています。
原始共産制社会
↓
奴隷制社会
↓
封建制社会
↓
資本主義社会
↓
社会主義社会(計画経済・能力の応じて働き、労働に応じて受け取る)
↓
共産主義社会 (搾取の無い社会・必要に応じて働き必要に応じて受け取る)
だから中国は今資本主義社会の段階にいると思われます。
ジョンは未来を歌ったと思います。
Imagine there's no Heaven It's easy if you try No Hell below us Above us only sky Imagine all the people Living for today... Imagine there's no countries It isn't hard to do Nothing to kill or die for And no religion too Imagine all the people Living life in peace You may say I'm a dreamer But I'm not the only one I hope someday you'll join us And the world will be as one Imagine no possessions I wonder if you can No need for greed or hunger A brotherhood of man Imagine all the people Sharing all the world You may say I'm a dreamer But I'm not the only one I hope someday you'll join us And the world will live as one |
想像してごらん 天国なんて無いんだと
ほら、簡単でしょう? 地面の下に地獄なんて無いし 僕たちの上には ただ空があるだけ さあ想像してごらん みんなが ただ今を生きているって... 想像してごらん 国なんて無いんだと そんなに難しくないでしょう? 殺す理由も死ぬ理由も無く そして宗教も無い さあ想像してごらん みんなが ただ平和に生きているって... 僕のことを夢想家だと言うかもしれないね でも僕一人じゃないはず いつかあなたもみんな仲間になって きっと世界はひとつになるんだ 想像してごらん 何も所有しないって あなたなら出来ると思うよ 欲張ったり飢えることも無い 人はみんな兄弟なんだって 想像してごらん みんなが 世界を分かち合うんだって... 僕のことを夢想家だと言うかもしれないね でも僕一人じゃないはず いつかあなたもみんな仲間になって そして世界はきっとひとつになるんだ |
ジョンはなぜ殺されたか?って。わが世の春を謳歌している人にとっては、未来なんて邪魔です。
ずっと今のままでいてほしい。発展なんてしてほしくないと思っている人いるんじゃないでしょうか。