NHKスペシャル  未来への分岐点を見た

 待望の自堕落なお正月を過ごしている。見たかったテレビも思い切りみている。私の趣味は変わっているから、あんまり人がみないような番組ばかり見ているのかも知れない。印象に残ったのは「NHKスペシャル  未来への分岐点」今後10年世界の平均気温上昇の目標1.5℃に抑えるということはどういうことなのか????

グレタさんはなぜあそこまでして、自国の政府や世界の指導的立場にある人を怒るのか?この番組はとても分かりやすく説明してくれたと思う。

 

 世界の平均気温上昇が1.5℃以上になると、温暖化が加速して止められなくなるのである。どんな加速かというと、まず北極海の氷が解ける。そうすると、氷が太陽の光を反射して抑えていた海水の温度が上がり気温も上がる。気温が上がるとアマゾンの樹木が立ち枯れて広大なサバンナになってしまいさらに気温が上がる。そして今度はシベリアの永久凍土が溶けて地下のメタンガスが爆発し大量のメタンガスが大気中に放出される。メタンガスはCO2の25倍の温暖化効果があるので、こうなるともう温暖化は止められない。というシナリオがすでに発表されている。これを知るとグレタさんが涙ながらに訴えることは理に適っている。

 今でも戦争でもないのに環境悪化で人が命を落としている。これが現実で、世界では多くの若者が声を上げている。日本でもグローバル気候マーチに呼応した若者デモが取り組まれた。

 世界では大きな政治課題なのに、日本では今一つ盛り上がりに欠ける感がある。

なぜだろう。日本以外の先進国は経済不況を乗り越え、経済成長しているのに、日本だけ経済がマイナス成長している。デフレが止まらない。生活が大変なので、とても環境にまで手が回らないのではないだろうか。

 年末の朝までテレビでも、この問題は取り上げられなかった。今一番手が回りやすいのは政権交代では?との意見が出て、そうかも!と思った。

 日本でいろんな問題を解決するために国民ができることは政権交代ではないだろうか。あなたはどう思いますか。