最近心が動いたこと ドキュメンタリー番組「ほとぼり~1926木本事件を追う~」を見て

 朝鮮人が井戸に毒を流した!デマが多くの殺人を生んだ「関東大震災朝鮮人虐殺事件」から2年以上が過ぎた1926年1月、三重県熊野市の旧・木本町で起きたのが「木本事件」です。

 トンネル工事に従事していた朝鮮人労働者が町民らに襲われ2人が殺害されました。この事件を丹念に追ったドキュメンタリー番組を見ました。私が特に心を動かされたのは、この事件を目撃した人や、遺体が葬られたお寺の住職さんらが事件を風化させず、この事件から学ぼうとした姿勢です。住職さんは要望があればこの事件の講演をします。

小学生に講演したとき、地域の負の歴史を知ったこども達から住職さんにお礼の感想分が届きました。

「教えてくれてありがとう」「日本人って何だろうと思った」「大切なことを忘れている」「日本がした悪いことも学ばないといけない」

人間として最もな意見感想です。

こどもの心は健全です。

学んだからと言って日本人を嫌いになることはありません。

負の歴史を学ぶことが、より良い未来を創ることにつながります。それが信じられる番組でした。

それから、ひどいことをされた人もけして単純に日本人を憎んでいない、彼らもまた負の歴史から学んでいるのです。

そして、負の歴史に学んで行動している日本人もいる。

日本国民の中には、事実と正面から向かい合うことができないそんな勇気はない。という人もいるでしょう。そういう人から見ると「負の歴史」は「自虐」でしかない。という結論に至るのでしょうが、圧倒的多数の日本人は勇気をもって向かい合いのり越え他国と人々と手をつないで平和を作ることができる国民だと思います。



 



ネットより

www.tv-asahi.co.jp

 

しんぶん赤旗より

しんぶん赤旗より