やっと体感できた“普通”

某グループのおしゃべり会に参加した。

私とおんなじ特性を持つ人達に会ってやっと“普通”を実感することができた。

いつもは、みんなが普通にできることが、なぜあなたにだけできないの?と奇異な目で見られ、必死になって“普通”になろうと努力してきたのに・・・あの場では、努力なしで私も普通になれた。健常者の心が安定しているわけだ。反対に私たちはいつも不安にさらされているのだから、ちょっとしたことでウツになるのがよくわかった。

おそらく、きっと、あそこなら、そうなれると期待していたから、期待どおりの結果に満足している。

そうだよね、健常な人だって普通に振る舞うことに努力していないんだもの。私たちだけがなんでこんなに苦労しなくちゃいけなんだろう不当だという強い不満を持って

いたことも自覚できた。

健常者に合わせようと、健常者と同じようにしてもムダなんだ。それよりもできないことを自覚してカバーする方法を考えた方がいいことがわかった。

そこらじゅうをメモだらけにしたら、変な目で見られるってイヤだったんだけど、それでカバーできるならいいじゃない。私はわたし。

本当はクビになることなんて怖くない、私はもう充分お勤めしたから、そうじゃなくて、自分が全否定されるのがイヤだったんだ。