映画「沈まぬ太陽」初めて視聴しました 山崎豊子さんってすごい

 噂には聞いていたんです。すごいよって。やっと見ることができました。

権力に魅了された人間の“さみしさ”と、自分自身と自分の周囲にいる人々のことを考えて生きることの難しさとぶつかり合いを描くなんて!スケールの大きいこと。

大阪の女性小説家ってすごいですね。

本質が見えてるというか・・・。

よく昔の映画で、以前はよく働いていたのに、酒びたりになって働かなくなってしまったお父さんと、そんなお父さんをよそ眼に働かないと食べていけないので、しゃにむに働く妻とこどもたちの図をみることがあり、“なんでこのお父さんは働かなくなっちゃったんだろう”ってこどもながら思ってたんですが。

そのお父さんはいくら働いても、自分たちは底辺だから、ムダなんだってわかっちゃったから、働く気が湧いてこなくなっちゃったんだな~。と今は思います。

沈まぬ太陽は長編小説だそうですが、読んでみたくなりました。

映画では、救いがないような報復・見せしめの応酬に耐え抜く主人公がすごいのですが、その主人公が、自分もつらい思いをしたと思っていたけれど、〇〇さんのつらさと比べるとちっぽけなものだったと語るくだりはすごいです。

それと、寝返って自分の出世のためだけに悪事に手を染め、抜け出せなくなってゆく恋人を哀れに思い、救ってほしいと、恋人から執拗ないやがらせを受ける側に助けを求めるシーンもすごい。あんな風に考えられないものだと思うけど・・・・・私だけ?