このドラマの描く“嫉妬心”ってすごい
登場人物それぞれが、それぞれに嫉妬心を持っている。
イエファですら、バイチェンが他の男のことをどう思っているか気にしている。
イエファをわが物にしたいソチンは、ソソさえいなければ、イエファは自分を受け入れてくれる信じているし、ゲンジョは、バイチェンの顔さえ持っていれば、翼王から愛されると信じている。
バイチェンの魅力ってなんだろう。ボクエンはどうしてシイン(バイチェン)が特別にかわいかったのだろう。
どうしてもこの人でなければという思い込み。諦めきれない執着が嫉妬を生んでいるのか。
バイチェンは天然さんで、道に迷う癖があり、料理もできないが、義理固く情がある。
あんまり人に執着しない、その人の自由を認めている。でも約束を守ることは求める。
そして、けっこう簡単に人を信じる。ソソだった時のつらい思い出をキッパリと忘れてしまう選択もする。
なんかこう・・・普通の人なんだよね。
普通の世界にはこういう人が多い。異常なほどの執着心なんて持っていたら生きづらい。現実の世界では普通の人は主人公になりづらいけど、このドラマでは、普通の人が主人公でそれを際立たせるために執着心の強いキャラクターを配置しているみたい。
キャラクター達は因果応報で、悪いことをすれば報いを受ける。ドラマってこれがいいよね、現実の世界では、悪人が長く闊歩して中々報いを受けないから、待ちくたびれる。
このドラマ神様話なので、因果応報にも品がある、残酷な展開は見るのがイヤになるけど。
なんといってもイケメンや美女がうじゃうじゃでてくるのが良い、目の保養。舞台設定も綺麗。目の保養。視聴者が見たいと思っている美しい場面を見せることを使命にしている感がある。