どうしても、そうはできない人がいて辛かった。
私は、適当なウソがつけなかった。
ヨイショができなかった。
「若いって言って」
「褒めて褒めて」
「おだててよ」
と目が言ってる
要求されてる
これがつらかった。
褒め言葉がでてこない
おだてる言葉がみつからない
どう見ても年齢に見合った容姿に若いとは言えなかった。
うわべだけで付き合ってくれたらそれでいい、あなたにイジワルしない。
そんな人と付き合いたくなかった。軽蔑の気持ちさえ抱き、それが相手に伝わりイジメられた。
でも今は、付き合いとは、まずはうわべだとわかった。
うわべから入る付き合いもある。
こういう歯の浮くような言葉を言うためには、言えるだけの内容が欲しい。
そうか、だからその人の良い面を一生懸命探すのか
褒められる一面は誰にだってあるから、それをほめれば
歯は浮かない。