感動しました 内田樹先生 シールズ関西への応援演説

シールズ関西へ応援演説
 
「安全保障関連法案に反対する学者の会」のアピールに賛同する学者・研究者が一万人を突破しました。
 
われわれは、単一の政治的立場を代表するわけではありません。
われわれは学問の名において、知性の名において、今回の安全保障関連法案に反対しているんです。
 
最高法規である憲法に照らして違憲であると、ほとんどの憲法学者がいっている法律を通せるはずがないでしょう。知性の名において許せません。
 
われわれはシールズに敬意をもっています。学生たちが自分たちの言葉で語り、手作りの運動体をつくっている。戦後日本において、ほんとうに珍しいことです。
 
からだがついていかないような運動は持続しません。自分の生活の中で息をするような運動でないと持続しません。これからです。いまからです。
 
廃案にするためには、継続的な、大規模な市民の運動が不可欠です。
たぶん、今日ここにお集まりのみなさんは、いてもたってもいられなくて、ここに来ている。
その自分の生活実感がとても大切です。
 
感動したのは、シールズのみなさんは、きょうがはじまりで、安保法案を廃案にするまで、安倍内閣を打倒するまで、どこまでもどこまでもたたかうとう。
若い方も年配の方も、きょう感じた「いてもたってもいられない」という気持ちをこれからも継続していただきたいと思いあます。
 
7月15日夜、大阪梅田で行った緊急街頭宣伝に「安全保障関連法案に反対する学者の会」を代表してかけつけた思想家・内田樹神戸女学院大学名誉教授のスピーチ。