ドラマ蜜の味最終回をみて・・・・・

蜜の味最終回・・・・を見て
長野県、群馬県、石川県を転々とするマサトとナオコ。
やっとアヤの許しを得、離婚が成立すると二人は国外を目指した。
 
今までの東京地域、大学病院最先端医療の現場から地域医療に舞台が移ると画面がグっと地味になった。禁断の事実婚生活は、寝食を共にするごく普通の生活。でも常識とタブーを乗り越えないと決して許される生活ではなかった。子どもはもうけない、籍も別は覚悟のうえ、医師として働き、二人一緒のごく普通のささやかな生活を共にすること。この幸せを得るために多くを失った。それでもおしくないほどの幸せ・・・・。海をバックに二人が抱きあうシーンが美しい、野戦病院の束の間の休憩寄り添って眠る二人の手はしっかりと繋がれている。
この地味な最終回は、日本の現状を反映しているのではないかと思った。
 311日以降、家族が一緒に暮らす生活が破壊された人が続出した。
いやそれ以前1999年労働者派遣法が成立すると、それまで働くといえば正社員が当たり前だったのに、正社員はわずかなエリートにしか手に入らない地位になった。
・・・・・・・・・・・・・・・・異常が普通になってしまった日本。
私たちもタブーを乗り越えないと、普通の生活が手に入らないのではないかと思う。