統一協会よくわからなかったことを、記事にしてくれた、注目の記者さん

赤旗の記者さんで、以前から期待している記者さんが、前から私の知りたかったことを記事にしてくれました。すごい署名記事だと思います。記者さんをリスペクトしているので、本文が読みたかったら赤旗を手に入れて下さい。

勝共連合反日本がどういうものか?具体的にもっと知りたかったのです。2022年9/10付け赤旗日刊紙 中祖寅一記者

「矛盾かかえながら「反共」で野合」

愛国心だとか、ナショナリズムを語ってきた中心にいた人たちが、なんとその“反日性”というものをことさらに持っている教団との関係あったということに、多くの保守層を含め、衝撃を受けている

1978年5月3日付け赤旗は、統一協会聖典『原理講論』の日本語版には韓国語の原本から40数ケ所、3800字余りも削除や改ざんがされて出版されている事実をスクープ。

削除改ざんされた部分には、韓国民族が神に選ばれた民族であり、世界文明は言語を含め韓国を中心に統一されるという「韓国中心主義」の思想が示されています。

また削除された部分には「日本軍は韓民族の部落を捜索しては老人から幼児にいたるまで全住民を一つの建物の中に監禁し、放火してみな殺しにした」日本はこのような虐政を日本帝国主義滅亡の日まで続けた」などの記述もある。

こうした侵略と略奪・蛮行の記述は事実ですが、日本の侵略戦争・植民地支配を美化する日本会議勢力が絶対に認めようとしない内容です。

文鮮明先生御言葉集(発言録)『天聖経』では「日本はすべても物資を収拾して、本然の夫であるアダム国家、韓国に捧げなければならない」

「日本の経済を投入して南北を統一しなければ、日本は滅びる・・・エバ国家の使命を

果たすことができなければ、跡形もなく消える・・・統一教会の勇士である皆さんは、どのような犠牲を払ってでも責任を全うしなければならないのです。一家を捨てても、一族が滅びても南北統一のために奮発しなければなりません」と日本での霊感商法などの「成果」などを韓国に送ることを当然視し、この教義は今も生きて、実践されている。

これらの主張は、日本会議の枢要メンバーであり歴史修正の急先鋒だった安倍元首相や、統一協会との関係で疑惑の渦中にいる萩生田光一自民党政調会長らの主張とは矛盾する。

 

日本会議国会議員懇談会に結集する右派議員らは、日本の韓国併合(1910年)を「合法」と主張し、日本軍「慰安婦」の強制性も一貫して否定。

慰安婦の募集に日本軍の関与と強制性を認め、おわびを表明した「河野談話」(1993年)を敵視し続けている。

日本会議系議員44名が2007年6/14、米紙ワシントン・ポストに「強制連行はなかった」という意見広告を出し、厳しい国際世論にさらされた。

 

ところが萩生田氏は2012年12月の総選挙で、統一協会の信者に向かって「この選挙は皆さんの信仰にかかっています!当選は神様の計画で、死ぬ気で取り組んでほしい、一緒にお父様の願いを果たしましょう!」などと叫んでいたという。

 

自らの主張との乖離は奇怪にすら感じ取れる。

 

勝共」導入国民に被害

なぜこんな矛盾・ねじれをはらみながら、統一協会自民党は強い永続的な協力関係を築いてきたのか??????????????

統一協会・田中富弘会長2022/8/10外国特派員協会・記者会見発言

「私たちの法人・ならびに多くの友好団体は、創設以来、共産主義というものに対して明確に対峙してきました」

「その視点から言うと、自民党の議員の方々がより多くの接点を持つことがあるのではないかと思います」

「それは日本国内のみならず世界的なネットワークの中でコミュニズムに対して、共産主義に対してとりくみを連携をとりながら進めております」

統一協会の根本的立場は「勝共」「滅共」極端な反共主義

統一協会の原理講論より

「第一次、第二次の大戦は、世界を民主と共産の二つの世界に分立するための戦いであり、このつぎには、この分立された二つの世界を統一するための戦いがなければならないが、これがすなわち第三次世界大戦なのである。第三次世界大戦は必ずなければならない」

サタンの側=共産主義を滅ぼすというが、彼らの歴史観の最後の結論。

この目的のために統一協会は、自民党を組織的・系統的に支援。改憲・軍拡政治を一貫して支持し「スパイ防止法」制定運動をはじめ、反動立法推進で協力し、自民党の選挙支援を行う一方、革新自治体への攻撃、日本共産党に対するデマ攻撃の暴力ビラ配布など、あらゆる反共謀略活動に狂奔。

そのための作られた「国際勝共連合」と「統一協会」の初代会長は久保木修己氏。

両者が表裏一体を示している。

勝共連合を発足させ統一協会を一体で反共の国際謀略組織として仕立てたのがKCIA(韓国中央情報部)であることが、米議会フレイザー委員会報告(1978年)で指摘された。

統一協会を日本側に招き入れ、それに続いて1968年日本と韓国で国際勝共連合」を相次いで発足させたとき、日本側で中心的役割を果たしたのは、右翼の笹川良一氏、岸信介氏。

自民党国会議員ベテラン秘書の一人は

「われわれは、反社会的活動をしている統一協会というより、国際勝共連合とを付き合ってきた。そこは反共をいう部分で明確な一致があり、岸信介先生依頼の長い保守政治の歴史がある」

統一協会の韓国中心主義や「反日的」主張は自民党右派とは相いれないけれども、より大きな一致点としての「反共」で野合。

そのことが、霊感商法や集団結婚式など、統一協会による深刻な被害の拡大につながりました。

上記は私の記事要約メモです。皆さんどう思われましたか?