自衛隊はミャンマーの国軍みたいに、政権交代したらクーデターをするのだろうか・・・

防衛省反戦デモ」敵視

安保法制発動事例に明記 資料は即廃棄

衆院委 穀田氏が暴露

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㊤「グレーゾーンの事態」として「反戦デモ」をあげた防衛省陸上幕僚監部の資料
㊦回収後に該当の記述を「暴徒化したデモ」と書き換えた

 防衛省陸上幕僚監部が2020年2月、記者を対象とした勉強会に配布した資料で、安保法制を発動する事態の一つである「グレーゾーン事態」の事例の一つに、市民による「反戦デモ」をあげ、敵視していたことが分かりました。日本共産党穀田恵二議員が資料を入手し、30日の衆院外務委員会で取り上げました。鬼木誠防衛副大臣は事実関係を認めた上で、この資料が保存期間1年であるにもかかわらず、担当者が即時廃棄したことを明らかにしました。

 穀田氏が入手したのは、20年2月4日の記者勉強会で配布された「陸上自衛隊の今後の取組み」と題する資料。同資料は「グレーゾーンの事態」について、「武力攻撃に至らない手段により、自らの主張を受け入れるよう相手に強要」するものと説明。その事例の一つとして、「反戦デモ」をあげていました。鬼木氏は、参加した記者から「『反戦デモ』の用語は不適切ではないか」と指摘を受け、翌5日に資料を回収し、「暴徒化したデモ」と書き換えて再配布したことを認めました。

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(写真)質問する穀田恵二議員=30日、衆院外務委

 穀田氏は、勉強会当日の情報として、陸幕防衛課の防衛班長が「反戦デモ」と明記した理由について「14年のウクライナの状況を踏まえれば、反戦デモがどのような組織の組成になっているか分からない」と説明していたと指摘。「用語を書き換えても、『反戦デモ』を、いつ暴徒化するか分からないと敵視する認識に変わりはない」と批判しました。

 さらに穀田氏は、書き換え前の資料の廃棄の経緯を追及。鬼木氏は「保存期間を1年としていたが、担当者の誤った認識により回収日当日に廃棄した。誤廃棄が起こったことは申し訳ない」と陳謝しました。

 穀田氏は「回収後に即日廃棄したのは、『反戦デモ』と記した文書が情報公開などで国民に知られないよう故意に廃棄、隠蔽(いんぺい)したとしか考えられない」と指摘。「反戦デモは憲法に保障された表現の自由だ。テロと同じく敵視することは極めて重大な問題だ」と批判しました。

しんぶん赤旗より

自衛隊の皆さん、なにがあっても決して国民に銃口を向けるようなことはしないで下さいね。お や く そ く ですよ。