そうですよね。民主主義は難しい。
誰か偉い人が、正しいことを言ってくれれば、喜んで従う。
これが一番楽。
民主主義は、賛成・反対・どちらでもない、多様な意見を聞かないといけない。
時間がかかり、すぐには決まらない。
最後に多数決で決める。
お年寄りは経験したことがない、自分の意見を聞いてもらい、人の意見を聞きながら、よく考えて、自分の態度を決め、最後に、自分がよいと思った方に手をあげる。
これでは、違う意見の人とはしこりが残ってしまう、良好な人間関係にひびが入る。
自分の意見に賛成してくれなかった人は敵に見えてしまい、その後の付き合いができなくなってしまう。「敵と付き合えるか!!!!」顔を見ると怒りさえ湧く。
なんと民主主義とは罪深い、自分と考え方の違う人間と普通に仲良く付き合うなんて!できるはずがない!
ある程度若い人は、小学校から経験している。与えられたテーマを考え討論し、十分意見が出尽くした所で、賛成反対の決をとる。
どうってことない、当たり前のことで、その後の人間関係にも影響しない。
強いて言えば、どんな意見を持つ人かがわかる程度。
人は多様だ、決めつけられない、あの時ああいう意見だった人が数年で違う意見にもなる。それはそれで面白い。
大阪の人はあの住民投票でもう一つ民主主義の大切な一面を学んだ、それは、勝った方は負けた方の意見を尊重するということ。
大阪では、僅差で結果が決まって勝った方は喜んだが、負けた人を責めたりしない、その人がなぜ、賛成したのか気持ちは理解している。