うれしかったこと

私には知的障害者の友人、発達障害者の友人がいます。
知的障害者の友人は最近療育手帳を取得しました。
私がすすめたのです。
友人は、私の提案に最初は、イヤダと言いましたが、怒ってはいませんでした。自分を障害者だと思っていなかったし、思いたくもなかったのでしょう。
おだやかで、やさしくて、デリカシーのある方です。
治らない病気を抱え困っているのを見るに見かね、言いにくいことを言った私の気持ちを分かってくれたようでした。
療育手帳を取得した友人は、作業所にかよいはじめ、病気があるので、障害者年金も受けることができるようになりました。みるからに気の毒な状態だった友人は、別人のようにイキイキとした姿に変わっていきました。
本来のその方に戻ったようです。その方の姿をみて、ご両親も喜んでおられると伺いました。
 
そして、その方から「ありがとう」と言われた時は、うれしかった。