なぜ憲法9条が大切なのか 語られる加害の事実 恥を知るということ

NNNドキュメント「記憶の澱」 (ナレーション 樹木希林)  を見た。
 
戦争の本質をついた番組だった。これが、9条の由来であり、大切に守らなければならない理由だと思う。
 
日本兵鹿田さんの奥さんは夫が悪夢にうなされて眠れないことに心を痛め、手記を書くことを勧めた。
鹿田さんは、戦争中、自分達のやったことを手記にし、多くの人々の前で証言した。
中国のある村を襲ったとき、明らかに病気で寝ていると分かる若い女性を、女性の父親が助けてほしいと嘆願しても撃ち殺したこと、などなど。
家族は手記で父親が中国で何をしたのかを知った。外では加害の事実を話す父が、家族には話さない。娘さんは、一度聞きたいと言ったが断られたとのこと。インタビュアーのなぜ話さなかったと思うかとの質問に「犯罪だから」「胸はって自慢できることじゃないから」と答えた。
 
黒川開拓団の性接待に出された女性の話。
戦争に負けて、ソ連兵が強姦にくる、満人が襲ってくる中、隣の村は集団自決。黒川開拓団も集団自決しようかと相談していたところ、副団長さんが「性接待」を思いついた。
当時駐留していたソ連兵に満人から守ってもらう、その見返りに18才以上の未婚の女性を差し出した。
性病や発疹チフスになり、15人中3人は亡くなったとのこと。
当時17歳だった綾子さん(仮名)の姉、23才の和子さん(仮名)も接待に出された。
和子さんは開拓団幹部に性接待は18歳で線を引くべしと強く主張し受け入れられ、難を逃れた綾子さんは接待から帰った姉の体の消毒などの役割をになった。
二人は無事日本に引き上げることができ、和子さんは理解ある男性と結婚し、おだやかに暮らしたが、亡くなる前に妹に頼んだ。
この悲劇を語り伝えてほしい
 
この頼みは奪われた人権、汚された名誉を回復して欲しいという願いと、二度と戦争をしてはいけない ことを後世に伝えて欲しいという意味だったのか。
当時12歳だった女性は、自分達は侵略者だった。立場が変わったら襲われても仕方がないと、こどもながらに思ったと語る。
綾子さんも満人たちは土地をとられて気の毒にと、申し訳ない気持ちがあったと語っている。
 
以下は和子さんの作った詩
 
乙女の命と引き換えに 村の安全守るため若き乙女の人柱 捧げて生きる 開拓団
 
あ々忘れられぬ あの時の思い出語る 乙女達 尊き命捧げたる あの子の悲しみ誰が知る
 
傷つき帰る 小鳥達 羽を休める場所もなく 冷たき眼(マナコ)身に受けて夜空に祈る 幸せを
 
次に生まれるその時は 平和の国に生まれたい 愛を育て慈しみ 花咲く青春つづりたい
 
そして又和子さんも
 
思えば他国のその土地に侵略したる 開拓団 王道国土の夢を見て すごした日々が恥ずかしい
 
とつづり、恥の思いを吐露していた。
 
この番組で語った元軍人も開拓団の女性も、戦争にたいして後ろめたさと恥を語った。
恥を知るということは悪いことなのだろうか。
反日なのか?自虐なのか?
反省のない人、反省のない国は謙虚とはいえない
謙虚でない国は好かれないのでは?
9条のある国は他国に好かれると思う。
皆さんはどう思われますか?9条を大切に思う気持ちを署名という形にして総理に届けませんか
 
署名はネットからでもできます。署名用紙をダウンロードして印刷してご自分で集めることもできます。
ネット署名は知人にメールで呼びかけることもできます。
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