しょんなかたい・・・の意味

何かに困って母に相談するとたいてい「しょんなかたい」という言葉が帰ってきた。
しょんなかから相談してるのに、「しょんなかたい」ってどういうことよ。返事になってない。
そう思ってこの人には相談してもムダ、というレッテルは貼っていたのだけれど。
 
今やっとなんとなくわかる気がする「しょんなかたい」。
長崎弁で「しょうがないじゃない」って意味なんだけどね。
 
うーーーーんこれはもしかすると、止揚 アウフヘーベンってことか???
 
解決するには何か新しい方法を編み出さねばならない。困った時は、それこそ落ち着いて、問題を整理して、複数の人々とよく話し合い知恵を出し合うこと。1回でダメなら何回も。
 
しょんなかからこそ・・・。母は、問題が起こると、人に手紙を書いたり、誰かのところに駆け込んだりして、知恵と力をもらっていた、すごいなって思うのは、間違った思い込みに逃げ込んだり、人のせいにしたり、怒ったり敵を作ったりしなかったこと。周囲の人々を信頼していた。その努力と信頼が、応じてくれる人をつくりだしていたのだろう。
 
もちろん、諦めるという手もある。世の中には途方もない考えに取りつかれて病的に諦めることができなくなってしまった人もいるが、物事を発展的に解決して、諦めたわけではないけれど、当初考えていたこととは違う別の解決方法にたどりつく人々もいる。