ずーーーーーっと前から思っていたんですけど
男尊女卑という考え方は、男性から生きる力を奪うことになるのではないかと感じていました。
今、賃金上がらない30年、非正規雇用の増大などで、結婚したくても生活できる見通しが持てず結婚をあきらめざるをえない若い人が増大しています。
その結果日本の人口が減ってゆくという事態になっています。
さて、過度に大事にされた男性の中には自力で、掃除、洗濯、炊事ができず、世話してくれる両親亡き後、ゴミ屋敷の中でカップ麺を食べて生活している方がおられます。
実は私の父もそうなったようです。
父は私たちを捨てて別の女性と結婚したのですが、彼女が亡くなってから一人になりゴミ屋敷ではなかったものの食べるものはカップ麺だったそうです。
40年以上父をことは何も知らず、突然役所から来た書類で、父の様子がわかったのです。
父は士族の家で大切に育てられてきました。結果家事ができない人になってしまったようです。
今父は妹である叔母に面倒を見てもらっています。
叔母が言うには、あるとき屋根がおかしいから、あなた上ってみてきてと養母である祖母から頼まれたとのこと。
〇〇さん(父)には危なくてとてもさせられない、だからあなた見てきてよと言われ叔母はびっくり。
それくらい大事にされていたそうです。
せめて自分の命は自分で守れるように、最低限の家事はできるようになっていてほしかったと思います。
私の周囲には女性より上手に掃除や料理ができる男性が多かった。
今の若い男性には家事の上手な人も多い、育児を楽しんでいる若いお父さんも多い、そういう男性の方が頼りがいがあります。
父は早くに母を亡くし祖母に育てられたのですが、祖母は父を床の間に飾るようにして育ててしまったようです。
男性も女性も人間らしく育てる教育とは何かと考えさせられます。